



兵庫県の西北端、緑深き佐用郡佐用町の山中にて、ある創価の同志のお客様よりご依頼をいただき、お墓の撤去と改葬のお手伝いをさせていただきました。
今回は、単なる石材の撤去作業ではありません。
ご依頼主様も創価の同志、そして施工する我々職人もまた、全員が創価のメンバーです。
互いの心が「法華経」という一点で通じ合う中、真心からの追善供養をさせていただきました。
森羅万象、すべてが成仏する時
作業に取り掛かる前、まずは長年ご家族を見守ってきた墓石に対し、感謝を込めて「閉眼法要」を執り行いました。
お塩を撒き、おシキミをお供えし、焼香を薫じ、ローソクを灯す──。
静寂な山の中に、方便品・自我偈の読経が響き渡ります。
日蓮大聖人の御書には「草木成仏(そうもくじょうぶつ)」という深遠な法理が説かれています。
本来、感情を持たない草や木、そして石であっても、妙法蓮華経の光に照らされれば、成仏の相を現すことができるという教えです。森羅万象、この宇宙を司るすべてのものは、法華経に縁することで永遠の生命の輝きを得ることができます。
これまでご家族の歴史を刻んできた「石」に対し、「長い間、本当にありがとうございました」
という感謝の念を込め、今回は私を含めた壮年部4名で、高らかにお題目をあげさせていただきました。
山あいに響く同志の題目は、まさに墓石という物質を、仏界の生命へと昇華させる厳粛な儀式となりました。
険しき道のりも、同志のためならば
今回のお墓は、お客様ご自身が所有される山の畑に建てられたものでした。
ご予算の兼ね合いもあり、お客様と相談の上、土台(巻石)はそのまま残し、その上の墓石、戒名板、カバン置き、灯籠を撤去するという形をとりました。
現場は山の上であり、道は非常に狭く、重機を入れることができません。
そこで私たちは、墓石を現場で小割りにし、小さくした石を抱えて山を何度も往復する「手運び」での搬出を行いました。
職人たちの額には大粒の汗。
しかし、誰一人として弱音を吐く者はいません。それは、我々が単なる業者と客という関係を超え、「同志の困りごとを解決したい」という使命感で結ばれているからです。
夕方近くまで作業はかかりましたが、無事故で安全に運び出すことができました。
すっかり綺麗になった跡地をご覧になったお客様からの、
「綺麗にして頂き、感謝です」
というお言葉に、これまでの疲れも吹き飛ぶ思いでした。
最高の親孝行とは
今回の改葬にあたり、改葬許可申請の書類作成も私の方でアドバイスさせていただき、お客様ご自身の手で無事に役所へ提出されました。
お客様がここまで手間をかけ、汗を流して墓じまいを決断されたその奥底には、ご先祖様、そしてご両親を想う深い真心があります。
池田先生は、親孝行について次のように指導されています。
「親を大切にする。親に安心してもらう。これが、人間として、最も尊い直道である。まして仏法は、最高の孝養の道である。亡くなられたご先祖への追善回向は、必ず自身の福運となり、一家一族の繁栄の根となるのである」
山の上にあったお墓から、いつでも会いに行ける場所へ。
それは、ご先祖様にとっても、また残されたご家族にとっても、安心という最高の供養になったに違いありません。
お預かりした大切なお遺骨は、一度持ち帰らせていただき、綺麗に洗骨いたします。
そして後日、お客様と共に、当社が管理する「学会員様専用合葬墓」にて、永代にわたり懇ろに供養させていただく運びとなっております。
同志の皆様の「心」に寄り添い、法華経の兵法をもって、最後の一瞬まで誠心誠意お手伝いさせていただく。それが私たちの誇りです。
「お願い」
お墓の撤去、改葬、面倒な書類の手続きまで。創価の同志として、親身になってサポートいたします。お気軽にご相談くださいね。
