【京都・伏見】雨の甲子園を支えた鉄人の涙。感謝と誓いのお墓じまい

【京都・伏見】雨の甲子園を支えた鉄人の涙。感謝と誓いのお墓じまい

本日は、京都の南インター近く、伏見区の墓地へ。

同志の方からご依頼をいただき、「お墓じまい」の作業に寄せていただきました。

ご依頼主である壮年部の大先輩は、なんとあの伝説の「雨の甲子園(昭和42年 関西文化祭)」を、「鉄人会」**の一員として陰で支え抜かれた方です。泥濘の中で歯を食いしばり、友のために尽くされたその歴史。私にとって、仰ぎ見るような大先輩です。

朝10時、作業に先立ち閉眼法要を行いました。

塩を撒き、シキミを供え、線香の煙が立ち上る中、職人も含めた壮年部4人で勤行・唱題を行いました。

「草木成仏(そうもくじょうぶつ)」

——石や木などの感情を持たないものも、妙法の力によって成仏できるという法理です。

これまでご家族を守ってくれた墓石に対し、「本当にありがとうございました」という感謝の思いを込め、元気いっぱいに朗々と題目を響かせました。不思議と墓石が、使命を全うして微笑んでいるように感じました。

現場は運搬車が入らない狭小地。

そのため、石をその場で「小割り」にし、二人掛かりで抱えて運び出すという力仕事になりました。額に汗し、息を合わせて石を運ぶ中で、大先輩が昼食を用意してくださいました。その温かいお心遣いに、疲れも吹き飛び、ただただ感謝しかありません。

最後は綺麗に整地をして完了。

更地になった場所をご覧になった時、大先輩の目から涙が溢れました。

亡きご両親、ご兄弟との思い出が走馬灯のように駆け巡ったのでしょう。その涙を見た瞬間、私はある御書の一節を思い出しました。

されば花は根にかへり真味は土にとどまる(中略)在世の功徳はことごとく彼の人に回向すべし」

(通解:花は根にかえり、果実の真味は土にとどまるものである。 あなたの功徳は、ことごとく故人に回向されるのである)

大先輩が流された涙は、まさに「根(ご両親)」へとかえる「花」としての、純粋な報恩感謝の証でした。

池田先生はこのように指導されています。

「親を大切に思う心、追善しようとする心、その真心が仏の境涯に通じ、感応していくのである。題目を送ることは、最高の親孝行であり、まことの『人間』の証なのである」

今日、私たちが見せていただいたのは、単なる「お墓の片付け」ではありません。

「信心の継承」であり、「まことの親孝行」の姿そのものでした。

「雨の甲子園」を支え、学会の庭で戦い抜いてこられた大先輩の、純粋で熱い信心。

ご両親を想うその美しい心に触れ、私自身も襟を正し、己の信心を見つめ直す素晴らしい機会をいただきました。

これからも、同志の皆様の真心に応えられるよう、誠心誠意、仕事と信心に励んでまいります。

本日は本当にありがとうございました。