

本日、岡山県倉敷市にて、あるご家族の閉眼法要(ひきあげ法要)を無事に執り行わせていただきました。
今回のご依頼は、長年、倉敷の地でお墓を守ってこられたご主人様が他界され、残されたご家族が「この先、誰がお墓を守っていくのか」という切実な悩みを抱え、私どものもとへお越しくださったのが始まりでした。
迷路の中で見つけた「誠実」という鍵
改葬の手続きを進める中で、大きな壁が立ちはだかりました。
墓地の管理者がどなたか分からず、行政に相談しても「ご自身で探してください」との一点張り。改葬許可証が発行できず、途方に暮れるお客様。そのお姿は、同じ創価の同志として、決して他人事とは思えませんでした。
「誠実ほど、人間として尊いものはない。誠実こそが、最後には必ず勝つ力となる」
池田先生のこの指針を胸に、私たちは現地へ飛びました。お墓の周辺を一軒一軒、虱潰しに訪ね歩き、ついに町内会長様を探し当てることができたのです。快くいただいたサインと印鑑。それは、ご家族の不安を安心へと変える「希望の印」となりました。
故人への最高の「報恩」
本日、晴天のもとで整地を完了した跡地を眺め、言葉にできない感動が込み上げました。日蓮大聖人は御書の中でこう仰せです。
「自身の仏になれば、父母も仏になる。これこそが本当の孝養(親孝行)である」(新版御書1938頁・趣意)
お墓を整理し、自分たちが通いやすく、真心込めて管理できる環境(琵琶湖墓園)へ移すこと。それは決して「お墓をなくす」ことではなく、**「新たな決意で故人を守り抜く」**という崇高な報恩の儀式です。
これからお預かりした大切な御遺骨を丁寧に洗骨し、琵琶湖墓園の納骨サイズに合わせてコンパクトに整えさせていただきます。倉敷の地で眠られていたご先祖様も、きっと「これで安心だ」と喜ばれているに違いありません。
最後に
遠方でのお墓じまいに悩み、重い荷を背負われていたお客様。
本日、肩の荷が下りたような晴れやかな笑顔を拝見し、このお仕事に携われる誇りを改めて実感いたしました。
「どこまでも一人に寄り添う」
これからも、その精神で全国の同志の皆様のお力になれるよう、走り抜いてまいります。
この度は、大切な節目をお任せいただき、本当にありがとうございました。
