






真夏の炎天下、同志とともに挑んだ報恩の作業
昨日、徳島県鳴門市にて、創価の同志のお宅の「お墓じまい」の工事を施工させていただきました。
現場となったお墓は、最近ではなかなかお目にかからない、約1.4メートル(4重台)という堂々たる高さの立派なものでした。竿石、和台、中台、下台に加え、さらに下にもう一段台座がある重厚な構造です。
さらに、お墓へ続く参道が非常に狭く、重機を入れることができないため、職人たちが一つひとつ石を小割にし、一輪車で幾度も往復して運び出すという過酷な手作業となりました。
「広宣流布のために労苦を惜しまない同志の汗こそ、仏の汗である」
日々の生活や信仰のなかで培われた団結力と精神力こそが、この困難な現場を乗り越える最大の原動力でした。何よりも厳しかったのは、容赦なく照りつける真夏の日差しです。熱気の中での作業は決して容易なものではありませんでしたが、職人たちも皆、同じ創価の同志として心を一つにし、無事故で安全に作業を進めることができました。
真心の法要と、厳粛な改葬の手続き
作業の開始にあたっては、まず現場に法要道具を設置し、全員で「方便品・自我句」を朗々と拝読いたしました。高らかにお題目を唱えながら、職人たちが順番に焼香を行い、ご先祖様への深い感謝とご供養の誠を捧げました。その後、塩をまいて厳かに場を清めてから、本格的な解体工事へと移りました。

また、行政手続きにおいても、墓地の管理をされている方々に快く改葬許可申請書へご署名をいただき、ご依頼主様の委任代行として私自身が徳島市役所へ赴き、無事に改葬許可申請を完了いたしました。
受け継がれる命のバトンと、未来へのまごころ
古くから代々受け継がれてきた歴史あるお墓であったため、納められていたお骨の量はかなりの量に及びました。しかし、ご契約通り、すべての御骨を丁寧に取り出し、責任を持って持ち帰らせていただきました。
その後、細やかな選骨を行い、火葬場(火見防炎)に持参しやすいよう、たくさんの御骨を整理・おまとめいたしました。昔からの6体分の御骨でしたが、ご家族様のご負担や今後のご供養のかたちに合わせ、2体の小さなお骨壺にしっかりと納めさせていただきました。
ご家族様が防炎(納骨・供養)に行かれる予定の9月に、私どもの方から直接大阪のお家へお届けにあがる予定です。
日蓮大聖人は御書の中で、「親を不孝する者は、諸天の加護を失うのみならず、悪道に堕つ」、そして何よりも先祖代々への報恩の重要性を厳しく、かつ温かく教えられています。
池田先生は、次のように指導されています。
「先祖を大事にする家は栄える。亡くなられた方をご供養することは、自分自身の生命を浄化し、未来を切り開く最高の生命の営みである」
お墓じまいは、決して「終わり」ではありません。それは、ご先祖様との絆をさらに心の中に深く刻み込み、新しい形へと継承していく、尊い「報恩の旅立ち」です。
今回、過酷な暑さの中ですべての行程を無事に終えられたのも、ひとえに見えない諸天の守りと、ご先祖様、そして共汗してくださった同志の皆様の真心のおかげであると、深く感謝で胸がいっぱいになりました。
本当にありがとうございました。新しく生まれ変わるご供養の歴史に向けて、私どもはこれからも真心を込めてお手伝いさせていただきます。
