





神戸市西区、美しい神戸ワイナリーの葡萄畑が広がる山間。爽やかな風が吹き抜けるこの場所で、二日間にわたり墓石の解体作業(お墓じまい)を行わせていただきました。
今回のお墓は、お施主様のお父様が会社をご退職後、趣味が高じて一から開拓された広大な葡萄畑の中にありました。そこには、ただの墓石という形を超えた、お父様の人生そのものと、ご家族への深い愛情が刻まれていました。
師弟の絆と変わらぬ祈り
お父様が自ら建てられ、大切に守り抜いてこられたお墓。しかし、お母様のご高齢化や、嫁がれたお嬢様方の状況を鑑み、ご家族で何度も話し合われ、この度、当社へ「お墓じまい」から「樹木葬での永代供養」までのお手伝いをご依頼いただきました。
作業前、初めてそのお墓を拝見した際、そのあまりの立派さに、お父様の偉大さを肌で感じました。私たち職人一同、お父様が遺されたこの墓石に恥じることのないよう、敬意を込めて作業に臨みました。
閉眼法要を終えられていると伺っておりましたが、私たちは工事の無事故と、故人様の追善回向を願い、お題目からスタートさせていただきました。
日蓮大聖人は、亡き親を思う心についてこう仰せです。
「孝養をつくすとは、この経(法華経)を信じ、父母を追善することである」
(御書『崇峻天皇御書』趣意)
お墓の形は変わっても、ご家族が故人様を思い、祈りを捧げ続ける限り、その絆は永遠であることを確信せずにはいられませんでした。
蘭室の友と共に
今回の作業を通して、奇遇にもお嬢様のご主人様が、私の男子部時代の友人であることに気づかされました。まさに「蘭室の友(香りのよい蘭の部屋に入れば、自分の体も自然とよい香りになる)」という言葉の通り、長年、信心を貫き通してきた彼の姿は、当時のまま誠実で、奥様もまた素晴らしい婦人部長として地域に光を放たれておられます。
神戸市西区でも有名な創価家族である皆様の、常に前向きな立ち振る舞いや行動力に、私自身がいつも学ばせていただいています。
新たな場所で、永遠の安らぎを
二日間、諸天の守りの中で、無事に整地を終えることができました。
お遺骨は、長年の月日を経て土の中にそのまま納められておりました。一度当社へ持ち帰り、一つひとつ丁寧に「洗骨」をし、清らかな状態で、私たちの樹木葬霊園へ納骨させていただきます。
池田先生は、こう指導されています。
「生と死は、連続している。今世の別れも、また次の生での再会の約束である」
樹木葬霊園は、生前お父様が愛した葡萄畑とは異なる場所になりますが、これからも、お父様と娘様ご夫婦が、次の世でも変わらぬ絆で結ばれ、趣味の楽しみを存分に分かち合っていける――そんな温かな未来を信じてやみません。
数ある業者や霊園の中から、私たちを信頼し、大切なご供養をお任せくださったことに、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました‼️
